機関・団体

沖縄大学

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〒902-8521 沖縄県那覇市字国場555番地
TEL: 098-832-3269  FAX:098-832-0083

■ 開学年月日/1958年
■ 学生数  /学部 2,099人
        大学院 32人、留学生別科 19人
■ 留学生数 /留学生総数 78人(2011年5月1日現在)
■ http://www.okinawa-u.ac.jp/

【大学の概要】

沖縄大学は、1958年、県都・那覇市に設置された、県内最古の私立大学としてその歴史と伝統を誇っている。沖縄短期大学として開学し、1961年に4年制大学として沖縄大学は誕生した。現在は、法経学部に法経学科、人文学部に国際コミュニケーション学科、福祉文化学科、こども文科学科の二学部四学科、大学院・現代沖縄研究科、そして留学生別科・日本語専修課程を擁する体制となっている。

2008年、創立50周年を迎えたのを機に、「地域共創・未来共創の大学へ」を新たな建学の理念とし、「地球市民・地域市民の共育の拠点、地球環境・地域環境に貢献する教育研究、共創力を育む大学教育への変革」という3つの目標を立て、実行していくことを宣言した。教育の力点を競争力ではなく共創力におき、相手の個性を尊重し、自分と異なる他者との対話を重視し、協働して良い社会を創出する学生に育って欲しいと考えている。そのために国際交流を重要なものと位置づけ、外国人留学生の積極的な受け入れや日本人学生の海外派遣留学の拡充に日々邁進している。

留学生別科は、日本の大学に進学を希望する外国人のために設けられた日本語教育のための1年間のコースである。沖縄県内でこの課程を設置しているのは本学だけである。

この課程を修了すると、大学で講義を受講することが可能なレベルの日本語能力を獲得することができる。日本語の上達には、日本の自然、文化、社会についての理解も必要であることから、本学の別科の授業「日本事情」では、茶道の体験や芸能鑑賞の機会も設けている。

本学の留学生別科は、1994年に設置され、現在までに200余名の修了生を県内外の大学や専門学校に送り出した実績を有している。現在在籍している別科生の国籍は、中国、韓国、台湾、アメリカ、イタリア、タイ、オーストラリアと様々である。

学部では毎年10名前後、外国人留学生を受け入れている。また、台湾・東海大学、韓国・聖公会大学、オーストラリア・シドニー工科大学の交換留学生を受け入れ、本学の国際色をより深めている。

一方、日本人学生の海外派遣留学は、1988年の米国・ハワイパシフィック大学との協定締結を皮切りに、現在では中国・中央民族大学を始め4カ国7大学へ短期語学研修生、長期派遣留学生および交換留学生を送り出している。現在までに300余名の学生が海外での生活を経験し、その中には卒業後に海外の大学院に進学する学生や、かつて留学した先の国で就職する学生も見られる。

外国人留学生と日本人学生の交流拠点となっているのが国際交流室である。来日したばかりの留学生をサポートする役目の学生チューターの募集、留学生と外国語の勉強をしたい日本人学生の紹介、また夏には留学生と日本人学生とのビーチパーティなど、交流活動を活発に行っている。

沖縄大学では、奨学金や生活支援といった経済的な支援はもちろんのこと、本学教職員を間においた留学生と日本人学生との相互交流を通しての学生支援をこれからも充実させ、国際交流活動をより活発なものとして展開できるよう、日々努めていきたいと考えている。

教務部長 伊藤丈志