機関・団体

沖縄県立芸術大学

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電話(098)882-5080  FAX(098)882-5033

■ 開学年月日/昭和61年4月1日
■ 学生数  /総数539人
■ 留学生数 /9人(平成25年10月1日現在)
■ http://www.okigei.ac.jp/

首里当蔵
キャンパス
〒903-8602
那覇市首里当蔵町1丁目4番地
本部、美術工芸学部(絵画専攻、芸術学専攻)
音楽学部(全専攻)、附属図書・芸術資料館
奏楽堂、体育館
首里崎山
キャンパス
〒903-0814
那覇市首里崎山町4丁目212番1
美術工芸学部(彫刻専攻、デザイン専攻、工芸専攻)
首里金城
キャンパス
〒903-0815
那覇市首里金城町 3丁目6番地
附属研究所
【設立目的】

日本文化の中における沖縄の地域文化の特性と伝統は、極めて特徴的であり、文化伝統の源流を探り、文化生成の普遍性を究めるために不可欠の内容を持つものである。わけても沖縄固有の風土によって培われた個性的な芸術文化の継承と創造の問題は、日本文化としてはもちろんのこと、沖縄県にとっても重要な課題であるといわざるを得ない。そして、それらを担う人材の育成もまた長い未来への架橋として緊要なことである。

県立芸術大学を建学する基本的な精神は、沖縄文化が造りあげてきた個性の美と人類普遍の美を追究することにあるが、そのためには、地域文化の個性を明らかにし、その中に占める美術・工芸、音楽・芸能等さまざまな伝統芸術の問題に積極的かつ具体的に取り組み、その特性を生かすことでなければならない。このことは、日本文化の内容をより豊かにするとともに、ひいては、国際的な芸術的文化活動にも寄与するものと信ずる。

我が国の最南に位置する県立芸術大学は、東アジア、東南アジアを軸とした太平洋文化圏の中心として、それらの地域における多様な芸術文化の実態と、地域文化伝統の個性とのかかわりを明らかにし、その広がりを追究し、汎アジア的芸術文化に特色をおいたユニークな研究教育機関にしたい。

【国際交流事業の実施状況等】

本学は我が国の最南に位置する県立芸術大学であり、東アジア、東南アジアを軸とした太平洋文化圏の中心として、それらの地域における多様な芸術文化の実態と、地域文化伝統の個性とのかかわりを明らかにし、その広がりを追求し、汎アジア的芸術文化に特色をおいたユニークな研究教育機関にしたいというのが、建学理念の一つである。その理念をうけて、学術国際交流の基本方針が決定(平成13年12月学内評議会決定)され、地理的、社会的及び歴史的諸条件によって特色づけられる研究領域に重点をおいた学術交流が指向されている。

学内には国際交流委員会を組織するとともに、留学生アドバイザー(教員)と国際交流コーディネーター(嘱託員)を配置し留学生の修学及び生活面でのサポートを行っている。また、留学生のさらなる支援強化に努めるため、日本語教室の配置とチューター制度を導入している。

姉妹校留学については、福建師範大学(中国)、中国音楽学院(中国)、ミュンヘン造形芸術大学(ドイツ)、ブレーメン国立芸術大学(ドイツ)、クラウディアモンテヴェルディ音楽院(イタリア)、UCA芸術大学(英国)、チェンマイ大学美術学部(タイ)、ミラノビコッカ大学(イタリア)、国立台北芸術大学(台湾)、インドネシア芸術大学デンパサール校パフォーミングアーツ学部(インドネシア)と姉妹校締結を行い、交換留学を実施している。

平成25年度(10月時点)の留学生は、全体で9人在籍しており、国別には中国、韓国、台湾、ペルー、イタリア、ドイツとなっている。これらの留学生の身分は、県費留学生(1人)、私費留学生(3人)、姉妹校交換留学生(5人)となっており、研究分野は、美術工芸分野6人、音楽分野2人、芸術文化学分野1人となっている。

平成22年度より東京芸術大学を中心とした『国公立五芸大学間留学生短期交換事業』が始まり、アジアの留学生を対象とした国公立五芸大学間の学術の、国際交流を推進している。

教務学生課長 大城 幸夫