平成25年度 留学生だより(5)

宋 采殷(韓国)

4年間の勉強

名桜大学 宋 采殷(韓国)

私は日本に来る前1年半ほど日本語を勉強してから沖縄に来ました。私が韓国で考えていた日本のイメージは、道がきれいで接客サービスが良く、また挨拶をしっかりするイメージを持っていましたが、いいイメージだけではなく、隣の国であるのに政治的な問題が多い国でしたので留学を決めるのがなかなか難しく、両親の心配もとてもありました。実際に沖縄に来ると、心配とは違いやさしい友達や韓国が大好きな友達が多く、沖縄の生活に早くなれることができました。

私は高校生の頃から観光と他の言語に興味があり、名桜大学で観光産業を専攻し、副専攻として英語を勉強しています。私は観光というのがなぜこんなに普及したのかが気になり、イギリスの産業革命の後、社会・経済的の変化によって観光がどのように変わっていくかを卒業論文として研究しています。

学外では4年間レストランや韓国語を教えながらアルバイトをし、銀行でインターンシップをしました。高校生までは親の影の下で難しい事はしなかった私が他の人々の心を読みながらアルバイトをするのは本当に大変でした。しかし、私を通して韓国の文化を理解してくれる人々のおかげですごく楽しく働くことができました。一番勉強ができたのは家族の大事さを知った事です。高校生までは他の人と同じに親から独立して住みたいという気持ちがありました。しかし、突然家族から離れてみるとご飯を食べるのも掃除も洗濯も全部私がしなければならないのが大変で、部屋に入る時、だれも「おかえり」と言ってくれる人がいないので寂しかったです。また、留学生みんなが感じるように体が悪くなった時には特に家族の大事さを感じました。

私は沖縄で4年間留学をしながら、日本語や英語また専攻に関連している勉強もしましたが、人の絆や異文化の理解など本当に色々学びました。今後は私が持っている言語力を活かして大学の卒業の後も大好きな沖縄で過ごしたいと思っています。