平成25年度 留学生だより(4)

王 泰龍(台湾)

日本での食生活

沖縄大学 王 泰龍(台湾)

食生活は一番大切なものです。おいしい物を食べると、一日中気持ちがよくなると思います。台湾に住んでいた時、朝食屋がたくさんあるので、朝ご飯はすいぶん便利でした。毎日300円出来立ての温かいハンバーガーやサンドイッチなどが食べられます。おいしくて栄養満点です。しかも台湾の食事は24時間制です。いつでも、どこでも食事ができます。

初めて沖縄で暮らして、食事が大変になりました。まず食べ物の値段が高いし、量も足りません。次に、朝食が食べられる店がなく、弁当屋も少ないです。毎日ホットモットにばかり行っていたので、ほぼ一週間で飽きが来ました。そこで自分で料理を作る生活が始まりました。沖縄にはコンビニがたくさんありますが、値段がちょっと高いと思っています。そのため、ときどきスーパーでかごを持って食材を探しながらどんな料理が作れるだろうと考えています。スーパーは日本食文化と台湾食文化の違いがわかりやすいです。たとえば、日本では台湾であまり見かけない味噌と納豆の種類が豊富です。また、同じように昆布と魚も種類が多いし、メーカーもたくさんあります。私はやはり簡単な料理しか作れないので、毎日の朝食はトーストとコーヒーです。夕食はすき焼きや、カレーや、チャーハンやそばなどを作りました。その中でカレーが私の一番得意な料理です。最初に作った時は味も薄くて、カレースープみたいなものでした。そのため、母から正しい作り方を教えてもらいましたあと、もう一度作って、やっとおいしくなりました。何度も料理を作ってきたので、おいしく作るコツがつかめてきたと思います。

また、日本は調味料の種類が台湾より少ないと思います。ちょっと不便です。でも新鮮な食材がたくさんあるし、すき焼きとカレーとチャーハンの作り方は簡単です。一番大切なのはこのような生活を送ることで、うまく日本の食生活に溶け込んでいるということです。これは留学生活の中で一番楽しいことではないでしょうか。