平成25年度 留学生だより(2)

松本カリナさとみ (ブラジル)

沖縄への留学

沖縄国際大学 松本カリナさとみ (ブラジル)

はいたい!私はブラジルから来た留学生、松本さとみと言います。今年の4月から来年の3月まで、沖縄国際大学で日本語を勉強しています。ブラジルのサンパウロ大学社会学科を卒業してから、来沖しました。

私は外国人なのに、日本名がなぜあるのか、いつも聞かれます。実は、祖父母が沖縄で生まれ、ブラジルへ移民し、家族をつくりました。私はブラジルで生まれ育ちましたが、祖父母が沖縄の習慣や文化などを伝えてくれました。なので、子供の頃から「沖縄」、また「ウチナー」という言葉をよく聞いて、沖縄へ来ることを願っていました。

そして、2008年に初めて沖縄へ来ましたが、短い期間だったので、「また戻りたい」と強く思い、留学をすることにしました。今回、ウチナーンチュ子弟留学生、すなわち「県費留学生」として来ました。

1年間はあっという間に過ぎるので、できるだけ勉強したり、出かけたりしています。誰かに誘われると、「はい、行きます!」と答えます。気に入らないかもしれない所でも、行った方がいいと思います。そうしたら、色々な人と出会い、珍しくて面白い所へ何回も行くことができました。

例えば、私の一番好きなところは沖縄市のコザです。なぜかというと、アメリカの影響を受けた地域だと言われ、沖縄戦後の歴史がすぐ目の前にあるからです。それに、夜になるとあちらこちらでライブがあります。私にとって沖縄は、ユニークなところです。みなさんも、時間あったら、行ってみてください。

留学とは、観光ではないと思います。なので、沖縄へ来たら、美しい海へ行くのは当然ですが、あまり知られていない所へも行くべきだと思います。それに、沖縄の歴史の勉強はとても大切です。ここでは、激しい戦争があったので、せっかく沖縄に来たのなら、平和な世界を目指し、沖縄戦の勉強をするのが非常に大事だと思います。

私が帰国するまで、あと4ヶ月あります。留学の経験について考えると、私の人生の中で一番楽しい時期だと思います。これから、時間があっというまに過ぎると思うので、思い切り勉強したり、遊んだりしたいです。