平成25年度 留学生だより(1)

高江洲ヘシケジュリアさおり (ペルー)

沖縄県立芸術大学 高江洲ヘシケジュリアさおり (ペルー)

私は、高江洲ヘシケジュリアさおりと申します。ペルーのリマ出身です。今年県費留学生として、沖縄県立芸術大学で古典音楽の勉強をしています。

14年前のペルー移民100周年記念に、リマで初めてエイサーのグループができました。私はエイサーグループに入って、前の留学生と初めて会いました。留学生たちは歌三線ができましたが、私は家に曾祖父の三線があったにもかかわらず、弾くことが出来ませんでした。ですから「ハイサイ沖縄」という三線グループに入りました。

グループ「ハイサイ沖縄」として私たちはさまざまなペルー沖縄県人会のイベントに参加しました。それから古典を演奏することを学びました。先生や友達に古典を習いました。毎週土曜日に野村流のメンバーは集まりますが2年前から野村流の先生はいません。皆はさびしくなりました。

毎年沖縄県人会で活動しているのは踊り、エイサー、太鼓なので、こちらで私はライブ音楽をやりたいです。歌の歌詞を理解したいし、ウチナー口ができるようになりたいです。

ペルーでは、日本人の70%が沖縄人ですが祖父たちは三線と踊りを見るときに幸せになります。ですから私は沖縄文化と芸術を一生懸命勉強して、ペルーでウチナー魂を持ち始めている若者の手助けをしたいです。私は日本語を学び、ウチナー口も習いたいです。沖縄のヤチムンについても知りたいです。

祖父や祖母や父は沖縄で生まれました。ペルーで一緒に住んでいた祖父は、いつも沖縄の歌や踊りのビデオを見ていました。そして祖母は祖父の大好物のテビチを作っていました。祖父たちはきっと私が沖縄で学ぶことができることを幸せに思い、学んだことをペルーで活かせることに誇りを持つでしょう。

沖縄で勉強することが私の夢でした。この夢が現実になり、うれしい気持ちでいっぱいです。