平成24年度 留学生だより(3)

イ ニョマン サウィタ(インドネシア)

留学生活を振り返る

沖縄キリスト教学院大学 イ ニョマン サウィタ(インドネシア)

私は沖縄にきて、今年で5年目になります。私は日本へ来る前に2年間、バリ島のホテルで働いていました。その時に日本人の観光客がたくさん遊びに来ていたのですが、私は全然日本語を話せず、とても困りました。私はそこでバリ島での日本語の重要性を知り、日本へ留学しようと決めました。

まず私は、国際言語文化センターで日本語を1年半学び、日本の生活や文化に触れる事で、日本の事が少しずつ分かるようになりました。そして日本語学校を卒業し、2年間、国際コミュニティカレッジにて英語や日本語などを学びました。日本語学校では外国の学生としか接する機会はなかったのですが、専門学校で初めて日本人の学生達との生活はとても新鮮で有意義な時間となりました。そこでできた日本人の友人は今でも大切な仲間達です。

そして現在、沖縄キリスト教短期大学に入学し英語を中心に学んでいます。専門学校時代とはまた違った壁にもぶつかっていますが、それも自分にとって良い経験になると思い毎日、頑張っています。

母国と似ている沖縄での生活はとても新鮮で毎日が楽しいです。私は沖縄に来て、母国の民族舞踊であるケチャダンスもやっています。毎年、色々な所に招待され、沖縄に来ているバリの学生達と一緒に踊っています。先日も、南風原文化センターにて行われた「インドネシア大交流会」ではたくさんの参加者の前で踊る事ができました。母国ではない場所で踊るケチャダンスはとても気持ち良く、貴重な経験になりました。

私は現在、短期大学の2年次で来年、卒業する予定です。今後は沖縄キリスト教学院へ編入、そして日本のホテルへの就職を希望しています。最終的には、ここで学んだ全てをバリ島へ持ち帰り、その力を発揮し、日本とインドネシア交流の架け橋となる人材になりたいです。その夢を実現させるためにも今後も一生懸命、頑張ります。