平成23年度 留学生だより(10)
日本へ留学して
沖縄県立芸術大学大学院 造形芸術研究科 環境造形専攻 1年
司 舵(中国)
私は沖縄県立芸術大学、彫刻専攻のシダです。
最初日本に留学するのを考えたのは、日本に留学経験のある先生の影響でした。
先生からは、日本についていろいろ聞きました。
なぜ中国より人口も少なく、国の大きさも違う日本ですが、経済・芸術文化と芸術教育の理念など、アジア及び世界中で先頭に立っているのでしょうか。
私はとてもすごいと思い、日本の文化に興味を持ちました。
沖縄県立芸術大学に進学してから、日本と中国の大学教育方針は違うと感じました。
中国の大学では彫刻を勉強するとき、基礎訓練を中心に、粘土でモデルさんを創造するばかりでした。
その時、みんなの作品のポーズ、サイズはすべて同じです。
しかし、芸大に通い始めてから想像力をもっと自由に、もっと豊かに使えるようになりました。
また、いろいろな素材が使えるし、作業の設備などすべてが整っています。
制作の前後でプレゼンと講評があって、先生方が学生に作品の表現形式実現の可能性についてとても親切にアドバイスをしてくれます。
皆の作品を見ると楽しいだけではなく、自分の考えも膨らみとても勉強になります。
これからも、もっといろいろな素材を使った作品を作りたいです。
自分の夢を実現できるように、これからも頑張っていきます。
帰国した後は、日本で学んだ日本の文化、芸術の教育方針、芸術発展を中国で紹介し、有意義な文化交流に貢献できる研究者を目指し頑張っていきたいと思っています。