平成23年度 留学生だより(8)

金 松珠(韓国)

韓国の祝日と私の留学生活

名桜大学 国際学群 2年
金 松珠(韓国)

私が沖縄に留学にきてもう2年目になります。今回の留学で韓国と日本の文化についてよく考えるようになりました。その中で今日は私の国、韓国の祝日と沖縄での私の留学生活について紹介したいと思います。

韓国では毎年5月15日を「先生の日(ススンエナル)」として祝います。日本にはない祝日ですが、韓国では毎年この日に学校で顔を合わせる先生や、かつての恩師を敬い、感謝の気持ちを伝えます。

私には毎年、先生の日に今まで一回も欠かさずお花と手紙を送っている先生がいます。先生の名前はパクヒョンジュという女性の方です。

先生は私の中学の時の担任でした。正直、その時はあまりにも怖くてあまり好きな先生ではありませんせした。でも、卒業してから思い出すのは一番怖かったそのパク先生の事です。スカートを短くしたり、ちょっと化粧をすると先生にとても怒られたこともありました。パク先生は国語の先生でしたが、試験で悪い点を取ると殴られたこともあります。でも怖くて厳しいだけでなく、夏休みの時は先生の家に招かれ、美味しいものをご馳走して頂いたり、体の調子が悪くて欠席する時は必ず電話や家庭訪問をしてくださるとても優しい先生でした。私にとって一番影響を受けた素晴らしい先生です。

名桜大学にもとても尊敬できる先生がいます。パク先生のように厳しさと優しさの両方を持っている先生です。先生の名前は高江洲由美子という日本語の先生です。授業の時にはとても厳しいですが、日本の文化や生活について分からない事を聞くといつもやさしく答えてくれます。

沖縄に留学に来て2年目になりますが、住みなれた母国を離れ、異国の地で一人で生活をするのはとても大変でした。しかし、お世話になった先生のおかけで勉学に励む事ができ、沖縄での留学生活が大変充実したものになりました。先生は私にとって母のような存在で大きな力になりました。

今後は日本語能力試験や英語の勉強に挑戦したいと思っています。

尊敬する先生の下、より一層充実した留学生活になるよう、頑張ります。

パク先生はもちろん、名桜大学の尊敬する先生にも5月15日にはお花や手紙を送りたいと思います。

皆さんには感謝の気持ちを伝えてみたい尊敬する先生はいますか?今年はその先生に手紙を送ってみてはいかがでしょう。