平成22年度 留学生だより(8)

イグスティ ングラア トゥリスナ プトラ(インドネシア)

「沖縄」二番目の家

沖縄国際大学 英米言語文化学科 2年次
イグスティ ングラア トゥリスナ プトラ(インドネシア)

時間はすごく早く過ぎ、私は沖縄に来て3年になりました。沖縄で留学し、生活することになり、私の人生は新しく生まれかわったようです。生まれてはじめて両親からはなれ、言葉もほとんど通じない異国、日本にやって来ました。沖縄で一人暮らしをするには料理や洗濯や掃除など、何でも一人でやらなければなりません。最初は大変でしたが、自分の頑張りと、先生や友達の応援で、沖縄の生活に慣れてきました。

先生方は親のようです。先生方は授業だけではなく、生活についても教えてくださいました。例えば、ゴミの分別や交通ルールや日本のマナーなどです。

友達は兄弟のようです。私にとって日本人の友達は、友達というより、兄弟です。困ったことや楽しいことなどなんでも話し、一日をほぼ一緒に過ごしました。それで日本へ来たばかりのころの寂しい気持ちはあっという間に無くなってしまいました。今、友達もどんどん増えてきています。留学生として、分からないことがたくさんありますが、友達は優しく教えてくれます。例えば、ゼミのグループ発表のとき、私は聞いた時は自信が無く、できないと思いました。漢字の読み方もわからず、日本語がまだまだの私はどうやって日本人と一緒に発表するのか考えていました。夜は良く寝られず、食欲もなくなり、そのことで心配でした。しかし、グループの友達の助けで、無事に発表することができました。それだけではなく、忙しい大学生活の中で日本人と遊びながらさまざまなことを学びました。友達は留学生にとって一番大事なもので、友達が作れたら成功なのではないでしょうか。

私は沖縄国際大学に入学してから、日本人に対する考え方が変わりました。日本人は周りの人より自分のことで忙しくし、さらに外国人とあまり仲良くせずに、いやな感じだと聞いていましたが、そのイメージは全く違っていました。それから、沖縄の人の優しさも、実際に本当でした。

沖縄に留学している私は、美しい島と、優しい沖縄の人々に大変お世話になっています。本当に感謝しています。ここでたくさんの友達に出会い、経験や知識がふえました。これは、いくらたくさんお金があっても、手に入れられないものだと思います。私にとって沖縄は、私の二番目の家です。第二の故郷です。 皆さん、留学生活は大変なこともあると思います。しかし、頑張れば、できないというわけではありません。沖縄を自分のふるさとのように思い、沖縄の親や、沖縄の兄弟と一緒に楽しみましょう。素晴らしい沖縄で、たくさん思い出を作りましょう。