平成22年度 留学生だより(5)

ムンフバヤル ビャンバスレン (モンゴル・ウランバートル)

家族皆で頑張っています!

沖縄大学 留学生別科
ムンフバヤル ビャンバスレン (モンゴル・ウランバートル)

今年4月から沖縄大学留学生別科で日本語の勉強をしています。主人が留学していたおかげで去年秋まで1年4ヶ月間京都に住みましたが、帰国してやはりもう一度日本に行きたい、日本語を勉強し交通経営を研究したい気持ちが強くありました。夫は「皆で一緒に頑張りましょう、成長しましょう」と私の留学をとても応援してくれ、妹から以前より話を聞き興味をもっていた沖縄へ母子4人で来ました。

日々さまざまな問題が生じますが、沖縄の方々の優しさに支えられ過ごしています。 知り合いの勧めで参加した倫理会で毎朝聴くいろいろな方のお話は、子供の頃の様々な事を思い出させてくれるものばかりでした。伝統的な家ゲルに暮らしていた頃の事、社会政権交代の不安定な時でも兄弟皆で教育に励み大学を出た事など、今振り返れば兄が私達弟妹の事を考え、精一杯頑張り良い道へ導いてくれたお陰と感謝しています。

留学生別科では日本語だけでなく、日本の文化やパソコンも学んでいます。先生方の授業はすべて関連性を持っており一貫性がある事に感動しました。また、留学生の私達に親のように心から接してくれる教師と職員がいる沖縄大学を選んで良かったと思っています。

沖縄は海が広がり一年中暖かいのに対し、モンゴルは草原が広がり四季があります。沖縄での生活は私達親子にとても良い体験になっていて、子供達にも沖縄独特の表現や文化を勉強させ、沖縄の温かい気候で元気に育てあげたい、モンゴルの草原の代わりにできるだけ海を見せてあげたいと思っています。息子達もきっと考え方や視野が広がるでしょう。今の子供達は便利なものに慣れすぎてしまうので、外国での生活が少しでも刺激になれば大人になった時に役立つだろうと思います。今後も沖縄でたくさんの素敵な思い出を作り、次の目標に向かって家族皆で頑張り続けたいと思っています。最後に沖縄大学の先生方、倫理会の皆さん、モンゴルにいる家族の皆に心より感謝申し上げます。