平成22年度 留学生だより(2)

イマデ スアスティカ (インドネシア)

私の留学生活

沖縄キリスト教学院大学 英語コミュニケーション学科 4年次
イマデ スアスティカ (インドネシア)

私は沖縄に来てそろそろ五年になります。バリ島にいるときと違い、沖縄では勉強やアルバイトをしながら自分で料理や洗濯もしなければ生活ができません。しかし今ではだんだん慣れてきました。

私は沖縄に来る前に、バリ島にある日本語学校で三ヶ月ぐらい勉強をしました。バリ島には日本人の観光客もたくさん来るため、日本語は人気があります。それで私も日本語を勉強したいと思いました。そして、私は家族と相談して沖縄に留学することにしました。沖縄に留学したことがある友達の話を聞くと、日本の中で沖縄が一番住みやすく、物価も安いしバリ島と気候が似ているということで沖縄を選びました。

沖縄に来て、大学に入る前に日本語学校で約一年半日本語を学びました。そこでは、簡単な日本語や漢字を教えてもらいました。2007年に日本語学校を卒業し、沖縄キリスト教学院大学に入学する事が出来ました。この大学では英語も日本語も学べてとても私に合っています。日本人の友達も増え毎日が本当に楽しいですが、楽しいことばかりではありません。授業や宿題などで漢字には一番困っています。しかし、私は日本人の友達に「すごいねー」と励まされることでやる気が起こり努力して乗り越えてきました。

約5年間の留学生活を通して、似ていると思っていた沖縄とバリ島は、文化や生活、人の性質もかなり違っていると感じました。沖縄の日本的な側面は、かなりバリと違っています。例えば、車を運転する時、ほとんどの日本人は交通規則を守りますが、バリでは制限速度や飲酒運転の規則が緩いため、交通事故が多いです。また、日本で仕事をする時には厳しい決まりやマナーがたくさんありますがバリで仕事をする時は、それらをあまり気にせず、のんびり働く事ができます。

沖縄に住んで毎日たくさんの発見や経験をしてきました。経験はお金で買えるものではないので留学して本当によかったと思っています。沖縄に来ることによって得られたことがたくさんありました。この大学を卒業してバリ島に帰っても、学んだ英語や日本語を活かせるような仕事を探したいと思います。そのためにも今、学生のうちにたくさん勉強して将来に役立てたいです。

私にとって異文化を理解するのはとても難しいことです。しかし文化は異なっていても、心の中で共通するものはあると思っています。来年、大学を卒業するまで、残りの半年間の大学生活を悔いの残らないように過ごしたいと思います。