平成21年度 留学生だより(10)

イグスティ アグン ングラア アルヤナタ(インドネシア)

沖縄での留学生活

沖縄キリスト教学院大学 英語コミュニケーション学科 3年次
イグスティ アグン ングラア アルヤナタ(インドネシア)

私は沖縄に来て、今年で四年目になります。日本に来る前に一年程バリ島のホテルで働いていました。その時、日本人の観光客がたくさん遊びに来ていたのですが、私は、全然日本語が話せませんでした。それで私は日本語ができるようになれば仕事に役立つと思い、日本語を学ぶために日本へ留学しようと考えました。私はまず日本語学校で日本語等を約一年半学びました。そして、現在は日本語学校を卒業し沖縄キリスト教学院大学へ入学し勉強を続けています。

沖縄を留学先に選んだ理由は、沖縄の気候は私の故郷バリ島の気候とあまり変わらないので住みやすいと聞いたからです。実際に沖縄に住んでみると、とても過ごしやすく快適な毎日を送っています。また、沖縄の食べ物はインドネシアの食べ物と共通点が多く、困ることはありません。例えばそばやゴーヤーチャンプルーなどがそうです。沖縄料理とインドネシア料理は材料や味もよく似ています。そして、沖縄の人たちは本当に親切で、いつも笑顔であいさつしてくれるのでとてもうれしくなります。

大学では最初難しい授業もいくつかありました。例えば「英語購読」のクラスでは英語を日本語に訳するのが大変でした。どちらも私にとっては外国語だからです。特に漢字を書くのは難しかったです。けれども先生たちが優しく教えてくれたので理解する事ができました。「Travel Industry Components」のクラスでは私が関心を持っている観光について幅広い知識を得ることができました。

沖縄キリスト教学院大学では日本語を学ぶだけではなく英語も勉強する事ができ、たくさんの事を学んでいます。さらに学校や地域の集まりではいろいろな国からの留学生と交流できて、たくさんの経験や意見も話し合うことができます。現在は日本人の友達がたくさんでき学校生活をとても楽しんでいます。

私は沖縄キリスト教学院大学を卒業したら、故郷のバリ島へ帰り沖縄で学んだ事を生かした仕事に就きたいと考えています。例えば観光や貿易などに関する国際的な仕事です。ご存知のようにバリ島は観光が盛んで外国からたくさんの観光客が訪れています。そこで私の語学力を生かしてバリの観光に役に立てたいと思います。その夢をかなえる為にも、これからも充実した留学生活を送り、残りの留学生活を一生懸命過ごしていきたいと思っています。