平成21年度 留学生だより(5)

伊集 ジュリアナ 小百合(ブラジル)

沖縄の自然と文化

沖縄国際大学
交換留学生 庾 光均(韓国)

交換留学生として沖縄に来てもう5ヶ月になりました。留学する前に沖縄について知っていたことは琉球王国、夏が長くて暑いところ、海がきれいなところということだけでした。3月の末、韓国から来る時、春でしたが花冷えのためとても寒い天気でした。でも、那覇空港に着いて飛行機から降りたとたん、「あ、暑い」と感じました。韓国とか日本の本土だったら、徐々に桜が咲く時でしたが、沖縄はもう咲いて散り、花見ができないことが少し残念でした。あっちこっち通りながら見た風景はやはり韓国とは違いました。亜熱帯気候のせいか、僕が住んでいたところでは全然見られなかった椰子の木とか色々な名前の知らない木、青空、海など全てが新たな感じでした。何よりも気にいっていることは、僕が住んでいるアパートのベランダから海が見られることです。韓国にいた時は、海を見るためには車に乗って少なくても2時間ぐらい行かなければならないのですが、ここでは少し遠くてもいつも見られ、きれいな夕日も見られます。留学の生活において、毎日青空と海が見られるのは心の安息所としてよりいい留学の生活をするのに役に立っています。沖縄の自然の風景の中で特に忘れられないことはやはり海だと思います。沖縄の本土の海もきれいですが、その中でも離島のケラマ諸島の渡嘉敷島で見た海は本当に忘れられないです。写真とかテレビから見ていた、清くて透明なエメラルド色の海を直接目で見た時の感動は言葉にはできないほどです。

自然だけでなく、僕にとって新たな感動を与えてくれたのはエイサーです。エイサーの公演を見る前までは、エイサーについて全然興味がありませんでした。ですが、初めて公演を見て大太鼓の音が心に響いて、当時少しもどかしかった僕の心が開かれるように感じられました。その時の感動が忘れられなくて、今は創作エイサーサークルの浦風でエイサーを習っています。練習をする時は少し大変ですが、大勢の人々の前で公演をすると本当に楽しくて胸がいっぱいです。

これから長くも短くもない半年くらいの留学の時間がありますが、日本語の勉強はもちろん、今までよりもっと面白く楽しい文化体験を含めて、沖縄のきれいな自然ももっと感じたいです。帰る日まで一日一日楽しみながら、多くの思い出を作り、学生として最後の学期を後悔なく過ごしたいと思います。