機関・団体

沖縄科学技術大学院大学

沖縄科学技術大学院大学
〒904‐0495 沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919‐1
電話(098)966-2271

■ 創立年月/2011年11月
■ 開学年月/2012年9月
■ 学生数/255名(2023年5月1日時点)
■ 留学生数/205名(2023年5月1日時点)
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【大学の概要】

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)は沖縄県恩納村に位置する5年一貫制の博士課程を置く大学院大学です。世界の科学技術に貢献するとともに、国内外の優れた研究者を招へいして質の高い研究を行い、世界最高水準の研究拠点を形成し、沖縄の技術移転と産業革新を牽引する知的クラスターの形成を図ることを目的として、日本政府によって設立されました。神経科学、分子・細胞・発生生物学、数学・計算科学、環境・生態学、物理学・化学の5分野に大別される研究を行っています。
 OISTは「人類のための知の前進」をビジョンに掲げ、日々研究や教育を行っています。真に国際的で多様な環境を目指すため、基本コンセプトとして、教員及び学生の半数以上を外国人とし、学内の公用語は英語となっております。実際に、91名の教員のうち外国人教員が58名、学生も80%以上が外国籍の学生で、54の国・地域の出身者で構成されるなど、大変国際色豊かな大学院となっています。
 OISTで設置している博士課程は学際的なものであり、各々の分野の壁を越えた共同研究や交流が推奨されています。さらに、OISTでは国際的なワークショップやコースなども開催されており、これらは国内外の研究機関や大学などとの連携を強化するとともに、大学院大学構想を国内外の科学者に広く伝え、将来大学院大学に参画する可能性のある若手研究者の育成を図っています。
 大学院大学には毎年約60名の学生が入学し、一人の教員が少人数の学生を指導する体制をとっています。学生には生活費や医療、住居、育児などの研究生活に必要な支援が提供され、研究に集中できる環境を整えています。これは、国際競争力を持った世界最高水準の研究教育を行なうため、海外の主要大学や研究機関に倣い設定しているものです。
 また、OISTの博士課程プログラムは、授業とラボワークのバランスがとられており、学生は最先端機器を備えたラボで、世界トップレベルの研究者による懇切な指導のもと研究を行います。国内外からここOISTを訪れる著名な科学者は、こうした博士課程プログラムの充実や、彼らとの共同研究、交流機会の創出を通して、OISTをさらなる発展へ導く役割を果たしています。
 OISTの学生が博士課程を修了する頃には、基本的な知識や実践的なスキルだけでなく、その後のキャリア形成に必要な世界レベルの研究者とのネットワークが構築され、科学の次なるステップへ大きく羽ばたく存在となっているでしょう。

沖縄科学技術大学院大学(OIST) 学生支援セクション